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こんにちは。bran-travelです。
西九州新幹線「かもめ」は、長崎駅と武雄温泉駅を結ぶ魅力的な新幹線です。
2022年9月に開業したこの新幹線は、JR九州らしい美しいデザインが特徴です。
今回は、JR九州が誇る最新鋭の新幹線N700S「かもめ」について、車両・指定席・自由席・運賃・車窓などをわかりやすく解説します。
JR九州の魅力が詰まったN700S「かもめ」で、西九州新幹線の旅を楽しんでみませんか?
この記事はこのような方にオススメ☆
- 西九州新幹線「かもめ」に乗ってみたいと考えている
- 指定席と自由席の違いや座席の特徴を知りたい
- 運賃やお得なきっぷについて詳しく知りたい
- 車窓の見どころや座席位置の選び方が気になる

西九州新幹線「かもめ」の基本情報|どんな新幹線?
西九州新幹線は、2022年9月に開業した長崎駅と武雄温泉駅を結ぶ新幹線です。
営業キロは69.6キロ、実距離は66キロで、全国の新幹線の中で最も短い路線となっています。
武雄温泉駅では、同じホームで特急「リレーかもめ」に乗り換える必要があります。
所要時間はどのくらい?長崎〜博多の所要時間まとめ
西九州新幹線「かもめ」の所要時間は以下のとおりです。
- 長崎駅 ⇔ 武雄温泉駅:およそ20分〜30分
- 長崎駅 ⇔ 博多駅:およそ1時間20分〜1時間30分(特急リレーかもめ乗り継ぎ含む)
「かもめ」の予約方法と運賃を解説|お得なネットきっぷも紹介!
西九州新幹線「かもめ」のきっぷを購入する方法は、主に2つあります。
おすすめは、JR九州のWeb会員に登録し、ネット予約で購入する方法です。
ネット予約ではチケットレス乗車(QRコード)にも対応しており、より便利になっています。
- 駅にある「みどりの窓口」や券売機で購入
- JR九州のWeb会員に登録し、ネット予約で購入
長崎駅 ⇔ 博多駅間の運賃は以下のとおりです(2025年9月現在)。
グリーン車を利用する場合、特急「リレーかもめ」はグリーン車、「かもめ」は指定席扱いとなります。
通常の切符
- グリーン車⇒7,260円
- 指定席⇒6,490円
- 自由席⇒5,960円
お得な切符 ※JR九州のWeb会員になることが前提
かもめネットきっぷ
- グリーン車⇒5,700円
- 指定席⇒4,500円
- 自由席⇒4,500円
かもめネット早特3
私たちも、かもめ。早特7
JR九州の個性が光る「かもめ」|デザインと車両の魅力とは?
西九州新幹線「かもめ」は、東海道・山陽新幹線で使用されている「のぞみ」と同じN700Sをベースにしています。
「九州らしいオンリーワンの車両」がコンセプトとされ、カラーリングの変更だけで印象が大きく変わります。

JR九州らしい白と赤のツートンカラーは、九州でしか見られない特別な配色です。
カラーリングの違いによってここまで印象が変わるのは、デザインの力を感じます。

特にノーズ部分のエンブレムは印象的で、「のぞみ」とは異なる新幹線に見えるほどです。

西九州新幹線「かもめ」の車体には、ロゴマークが随所にあしらわれています。

どの車両でも記念撮影ができるように工夫されていて、これはとても魅力的なアイデアです。

JR九州は、移動中や駅での体験も旅の大切な思い出であることを、しっかりと意識しています。

西九州新幹線「かもめ」のロゴは洗練されたデザインで、とても魅力的です。

「かもめ」の指定席を徹底レビュー|デザインと設備の魅力とは?
西九州新幹線「かもめ」の指定席は、1号車から3号車までで、2列×2列の4列シートが採用されています。
指定席の第一印象は、九州新幹線800系のデザインを進化させたような雰囲気です。

クラシックとモダンが融合した内装で、木のぬくもりが感じられるJR九州らしい美しいデザインです。
指定席の座席モケットは号車ごとに異なり、1号車にはグレーの菊大柄があしらわれています。

モケットを拡大して見ると、しっかりとした菊大柄の模様が確認できます。

床面には唐草模様などが施されていて、落ち着いた和の雰囲気を演出しています。
座席のデザインとも調和しており、注目すべきポイントのひとつです。

フットレストは設置されていませんが、足元には十分なゆとりがあります。

アームレストは木製で独立型となっており、温かみのある印象です。

コンセントはアームレストの下に設置されています。

各座席のテーブルはアームレスト内に収納されており、必要に応じて取り出して使用します。
テーブルはやや小ぶりですが、乗車時間が短いため、あまり気にならないです。

西九州新幹線「かもめ」の指定席と自由席の各号車には、訪日旅行客への配慮として荷物置きスペースも設けられています。

「かもめ」の自由席をチェック|自由席を徹底レビュー
西九州新幹線「かもめ」の自由席は、4号車から6号車に設定されています。
座席は2列+3列で、東海道・山陽新幹線のN700S「のぞみ」と同じレイアウトです。
JR九州オリジナルの内装を期待していた分、この仕様は少し意外で、やや残念にも感じました。

黄色のシートモケットを採用しているのも意外でしたが、車内は明るく開放的な雰囲気です。

シートモケットの柄は、「のぞみ」と共通のデザインに見えます。

床のデザインは指定席とは異なりますが、JR九州らしい工夫が見られます。

足元のスペースは自由席でも広く、ゆったりとしています。
シートピッチは指定席と同等と思われ、窮屈さは感じません。

アームレストは標準的なサイズのものが設置されています。

自由席のすべての座席にはコンセントが設置されています。
コンセントはアームレストの下にあるので、利用時は確認してみましょう。

自由席には、大型の背面テーブルが設置されています。
指定席のテーブルよりも実用性が高いため、食事や仕事をしたい場合には自由席が便利かもしれません。

デッキスペースやトイレも快適|「かもめ」の設備をチェック!
西九州新幹線「かもめ」のデッキスペースは、N700S「のぞみ」とほぼ同じです。
無機質になりがちな新幹線のデッキにも、アートが飾られており、洗練された空間になっています。
こうしたさりげない演出に、JR九州らしいセンスを感じます。


洗面所はシンプルながら清潔感があり、使いやすい印象です。
照明付きの鏡やカーテンも備わっており、特に女性にとっては嬉しいポイントです。

「かもめ」のトイレもチェックしましょう。

トイレの内装はJR九州らしさこそ控えめですが、新幹線らしい清潔で機能的な空間になっています。

N700Sにはウォシュレット機能が付いているのも、快適さを高めるポイントです。

男性用トイレも新しく、清潔に保たれています。

トイレ内にもアートが飾られており、空間に華やかさを添えています。



「かもめ」からの景色は?|おすすめ車窓スポットを紹介
日本で最も短い新幹線である西九州新幹線は、トンネルが多いため、車窓をじっくり楽しめる区間は限られています。
それでも、見逃せない絶景スポットがいくつかあるので、簡単にご紹介します。
A席やB席に座った場合にぜひ眺めたいのが、武雄温泉駅を出てすぐに見える御船山です。
左手に見えるので、見落とさないようにチェックしましょう。

終点の長崎駅に近づくと、トンネルを抜けた先に長崎市街が広がる車窓が現れます。
坂の多い街並みが特徴的な、長崎らしい風景が楽しめます。

一方、C席(指定席のみ)やD席、E席では、また違った景色が広がります。
新大村駅付近では、西九州新幹線「かもめ」の拠点である大村車両基地が見られます。

その先には、大村湾を望む絶景が広がり、「かもめ」の最大の車窓スポットとして知られています。

まとめ|短いけれど、魅力満載の西九州新幹線「かもめ」
西九州新幹線「かもめ」は、JR九州らしさが随所に感じられる魅力的な新幹線です。
特に、「九州らしいオンリーワンの車両」を目指した車体のカラーリングや座席デザインは秀逸で、他の新幹線にはない個性があります。
日本で最も営業距離が短い新幹線ながら、移動中の時間をしっかり楽しめる、乗る価値のある新幹線です。
西九州新幹線「かもめ」で、JR九州ならではの心地よい旅を体験してみてはいかがでしょうか?
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