概要
福岡と大分を最速約2時間で結んでいる「特急ソニック」は別府湾をイメージしたようなブルーが印象的な883系と高級感のあるホワイトが印象的な885系の2つのタイプの車両で運行されています。両タイプともデザイン性に優れ、JR九州を代表とする特急電車です。今回はグリーン車で883系の特急ソニックを別府まで利用しましたが、とても快適に過ごすことが出来ました。
車両・車内の様子
今回利用したソニック11号です。1995年にデビューしたそうですが、車両リニューアル等を経て、現在も博多と大分の主力として活躍しています。デザインが優れているので、今でもカッコいいですね。また、車体のベルーが別府湾の色をイメージしているのかな、と感じました。
車両の写真をもう1枚撮りました。座席のヘッドレストをイメージしたサインがかわいいですね。また、車両案内のサインもとても分かりやすく、利用者にとっても簡単に識別できます。こういった配慮は本当にありがたいですね。
それでは、電車内の様子を見てみましょう。ソニックに乗車してまず驚くことが、乗降口であるデッキが広いことです。また、デッキの配色が明るく、大分までの電車旅が楽しくなる予感がしますね。別府や大分に着く前からワクワクします。
グリーン車は1号車にあり、前寄りがグリーン車、後ろ寄りが指定席となっています。グリーン車と指定席の間にデッキがあるので、迷うことはないと思います。自動扉の奥がグリーン車の室内です。
グリーン車は1+2列配置になっており、座席の幅やシートピッチは指定席や自由席と比較してもかなり余裕があると思います。室内全体の空間にかなりの余裕があり、快適に過ごすことが出来ます。グリーン車の後ろから全体を撮った写真です。また、運転台の後ろにはパノラマキャビンがあり、車窓を楽しむことが出来るそうです。
それでは、座席をチェックしましょう。1人掛けのシートは幅もあり、ゆっくりと座ることが出来ます。ただ、残念ながら座席のレザーが劣化しており、座席の質という点では微妙な感じでした。もう少しきれいに保たれていれば、グリーン車の価値という点でもより付加価値の高い質を提供できるのに、もったいないです。
2人掛けのシートの写真です。こちらも快適そうですが、やはりレザーの劣化が目立ちました。
窓側の座席付近にはコンセントがあります。スマホの充電等出来ますので、とても助かりますね。
窓側には小さいテーブルもあり、飲み物やちょっとした小物を置くには最適です。
まとめ
シートの劣化が少し目立ちましたが、別府までの2時間ほどの電車旅をゆっくり楽しむことが出来ました。特急ソニック指定席や自由席はどの区間も多くの乗客で賑わっていますが、グリーン車は静かで、ゆっくりと寛ぐことが出来ます。九州を代表とする「特急ソニック」はおしゃれで速く、快適に移動できる特急電車です。大分方面に行く際はまたグリーン車を利用して、特急ソニックの旅を楽しみたいと思います。ちなみに「九州ネット早得3」という切符を購入すると、お買い得にグリーン車を利用することが出来ます。