西鉄の高速バス「ごかせ号」、延岡駅行きの乗車記です。西鉄天神高速バスターミナルから延岡駅まで利用しました。1989年に運行を開始した「ごかせ号」は福岡と高千穂・延岡を1日4往復しており、リーズナブルな運賃と速達性で人気の路線です。九州の雄大な景色を車窓から楽しめる点もお勧めです。
旅の始まりは西鉄天神高速バスターミナル
西鉄天神高速バスターミナルは九州を代表とするバスターミナルで、九州の主要都市やや本州の都市への運行拠点です。2015年にリニューアルされたバスターミナルは洗練されたお洒落な空間で、綺麗な待合室で快適にバスを待てます。バスターミナル内にはスターバックスやローソンがあり、女性用のパウダールームやフィッティングルームもあります。
延岡行き「ごかせ号」は6番乗り場から乗車します。
ごかせ号の気になる車両は?
今回利用した「ごかせ号」の運行車両は博多自動車営業所に所属する2014年式の三菱ふそうトラック・バスのエアロクイーンでした。この車両は本州行きの夜行路線用に投入された車両で、九州内の路線では「ごかせ号」のみで使用されています。車両のデザインは西鉄高速バスの本州行きの夜行路線用の「白夜行」で、堂々した存在感があります。乗り心地はとても快適でした。
ごかせ号の気になる座席や車内設備は?
今回利用した座席は9Aです。「ごかせ号」の座席はドア側と中央列が縦10列、運転席側が縦8列の1列+1列+1列の独立3列シートで車内中央部分に化粧室があります。運転席側と中央列の間の通路幅が狭いので、運転席側のC列がお勧めです。「ごかせ号」は本州行きの夜行路線用の車両で運行されており、夜行路線仕様の座席には可動式枕が装備されており、豪華で快適です。
座席は黒に近い濃いグレーのドット柄で、落ち着いた印象です。夜行路線用の車両ですので、この選択には納得です。木目調の床とのバランスも良い感じでした。
座席にはテーブルとドリンクホルダーがあり、便利でした。シートピッチは夜行路線仕様でゆったりとしており、4時間半以上のバス旅も快適です。
座席には足置き台とレッグレストが装備され、ゆっくりと足を伸ばすことが出来ます。
各座席にはコンセントがあり、無料Wi-Fiも利用できます。
運転席側の車内中央部に化粧室があります。
九州自動車道と一般道を経由して高千穂・延岡へ
8:05に西鉄天神高速バスターミナルを出発した「ごかせ号」は渡辺通りと住吉通りを経由して博多バスターミナルを目指します。
博多バスターミナルの2階へのスロープは運転手の腕の見せ所です。
博多バスターミナルで乗客を乗せた「ごかせ号」は大博通り、202号、そして3号線を走り、福岡空港国際線3番乗り場に停車します。
福岡空港国際線3番乗り場に停車後、「ごかせ号」は半道橋ランプから延岡に向けて、軽快に福岡都市高速を駆け抜けます。
大宰府ICから九州自動車道に合流し、高速基山、久留米インター、そして八女インターバス停に停車後は、長閑な田園風景を楽しみながら、最初の休憩場所である北熊本SAを目指します。
北熊本SAで15分間の休憩後は嘉島ジャンクションから九州中央自動車道を山都中島西ICまでバスを走らせます。
山都中島西ICで高速道路の旅を終えた「ごかせ号」は国道445号線を延岡に向けて走ります。「ごかせ号」の醍醐味は車窓から眺める綺麗な九州の山々の景色です。
国道445号線と国道218号線を1時間程走ると、高千穂バスセンターに到着しました。こちらでは休憩も兼ねて10分程停車します。
高千穂バスセンターを出発した「ごかせ号」は終点の延岡駅に向けて北方延岡道路をラ軽快に走ります。高千穂を出発すると、天気も良くなり、車窓から高千穂の美しい景色を堪能しました。
「ごかせ号」は延岡市街の五ヶ瀬川を渡り、終点の延岡駅には定刻よりも10分程遅れた13:05に到着しました。
まとめ
西鉄の高速バス、「ごかせ号」を西鉄天神高速バスターミナルから延岡駅まで利用しました。福岡から延岡まで約5時間程のバス旅でしたが、夜行路線仕様の車両と座席で快適に過ごせました。車窓からの素敵な景色も「ごかせ号」の魅力ですので、お勧めです。「ごかせ号」は九州の高速バスで最も満足感の高い路線でした。
乗車データ
乗車日:2020年11月
運行会社:西鉄バス
乗車区間:西鉄天神高速バスターミナル【8:05】⇒延岡駅【13:05】
運行車両:2014年式 三菱ふそうトラック・バス エアロクイーン
乗車座席:9A【座席指定制】
乗車券:SUNQパス全九州+下関利用 大人片道運賃 ¥5,060
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