西鉄の高速バス「島原号」の乗車記です。島原港から西鉄天神高速バスターミナルまで利用しました。「島原号」は福岡と諫早や島原を結ぶ路線として1990年に開業し、現在では島原鉄道と共同で1日3往復されています。西鉄バスの運行便は、福岡とさいたまを結んでいた「ライオンズエクスプレス」の専用車両が投入されており、乗り得感の高い路線です。
旅の始まりは島原港
島原港フェリーターミナルは島原半島で重要な交通拠点で、熊本行きのフェリーや三池港行きの高速船が発着しています。ターミナル内にはお土産屋さんやカフェ、そして観光案内所があり、島原観光に欠かせない施設です。
フェリーターミナルに島原外港緑地公園が隣接しています。
お土産屋さんでゆっくりと買い物もできます。
島原観光で困ったら、フェリーターミナル内の観光案内所を訪れましょう。
島原港には熊本フェリーの「オーシャンアロー」と九商フェリーの「レインボーかもめ」が停泊していました。
島原港のバス停です。
西鉄バスの「島原号」の気になる車両は?
今回利用した西鉄バスの「島原号」の運行車両は博多自動車営業所に所属している2011年式の日野のセレガです。この車両は福岡とさいたまを結んでいた「ライオンズエクスプレス」の専用車で、路線の廃止後は「島原号」で運用されています。西鉄の高速バスでスーパーハイデッカーで運行されている路線は「ごかせ号」と「島原号」だけです。
「ライオンズエクスプレス」時代は専用のカラーリングでしたが、「島原号」に転用されてからは「火の鳥カラー」に塗り直されています。スーパーハイデッカーのハーモニーカラーも見てみたいですね。
西鉄バスの「島原号」の気になる座席や車内設備は?
「島原号」の座席はドア側が縦9列、運転席側が縦10列の2列+2列の4列シートで車内後部に化粧室があります。
今回利用した座席は8Aです。座席はダークブランの落ち着いたデザインで、シンプルですが高級感のある雰囲気です。乗車ドア側は縦8列だと思っていましたが、座席を増やしたのかな・・・?
リクライニングの角度はかなり深いです。
元々夜行路線用の車両なので、座席のシートピッチはゆったりとしています。お薦めは運転席側の座席です。
足元にはフットレストが完備されています。
各座席の間にはアームレストもあります。
各座席にはドリンクホルダーと袋をかけるフックがあり、とても便利です。
各座席にはコンセントが完備されており、無料でWi-Fiも利用できます。
車内後部には化粧室があります。
スーパーハイデッカーで楽しむ快適な高速バスの旅
12:33に島原港を出発した「島原号」は12:40に島原駅前に停車します。
「島原号」は諫早駅を目指し、国道251号線を北上します。車窓の左手には雲仙普賢岳、右手には有明海の綺麗な景色が広がっています。島原から乗車する際は運転席側の座席を指定しましょう。
13:50に諫早駅前に停車します。レトロなバスセンターが良い雰囲気を醸し出しています。諫早駅も西九州新幹線の開業に向けて、再開発が進んでいます。
諫早ICから長崎自動車道に合流し、一路福岡を目指します。
穏やかな大村湾の景色をのんびりと満喫します。スーパーハイデッカーから眺める美しい景色は格別ですね。
鳥栖ジャンクションから九州自動車道に合流し、大宰府ICから福岡都市高速を走ります。
福岡都市高速を天神北ランプで降りると、定刻の15:46に西鉄天神高速バスターミナルに到着しました。御笠川を隔てて眺める福岡の景色も綺麗です。
まとめ
西鉄バスの高速バス、「島原号」を島原港から西鉄天神高速バスターミナルまで利用しました。「ライオンズエクスプレス」の元専用車で運行される「島原号」は西鉄の高速バスでも乗り得感のある路線です。スーパーハイデッカーから眺める有明海や雲仙普賢岳の景色を楽しめる点も「島原号」の魅力で、夜行路線仕様の車両と座席でゆっくりと高速バスの旅を楽しめる素敵な路線でした。
乗車記録
乗車日:2021年4月
運行会社:西鉄バス
乗車区間:島原港【12:33】⇒西鉄天神高速バスターミナル【15:46】
運行車両:2011年式 日野 セレガ
乗車座席:8A【座席指定制】
乗車券:大人片道運賃 ¥3,040
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