JR九州の九州新幹線、つばめ317号の乗車記です。今回は博多駅から熊本駅まで800系の指定席を利用しました。九州新幹線の開業によって博多駅と熊本は速達タイプの「みずほ」で35分程で結ばれるようになりました。今回は博多駅と熊本駅を50分程で結ぶ各駅停車の「つばめ」を、水戸岡氏によってデザインされた800系でゆっくりと新幹線の旅を楽しみました。
旅の始まりは博多駅
今回の始まりは博多駅です。博多駅は九州最大の駅であり、新幹線や九州各地を結ぶ特急列車がひっきりなしに発着します。新幹線の改札口は筑紫口に近く、改札内にはコンビニ、お土産屋さん、そしてカフェ等の飲食店が充実しています。




つばめ317号は11番のりばから乗車します。

水戸岡ワールド全開の新幹線、800系
九州新幹線の800系は2004年に運用が開始された新幹線で、700系をベースにJR九州が設計した唯一の新幹線です。最高速は260km/hで、現在は基本的に各駅停車タイプの「つばめ」で運用されています。

800系はJR九州のデザインでお馴染みの水戸岡鋭治氏によるもので、「和」をコンセプトにした新幹線です。日本の伝統美を取り入れたデザインは高級感も感じられ、他の新幹線とは違った独特の存在感があります。


5号車は車椅子に対応した乗車ドアです。以前は「つばめ」のロゴもありましたが、現在では「THE KYUSHU SHINKANSEN」のロゴがデザインされています。

800系、つばめの指定席はジャパニーズモダン
800系、「つばめ」の座席は全席2列x2列の4列シートで、これはフル規格の新幹線では唯一のシート配列です。また、各号車によって座席等のインテリアデザインが異なる点も独創的です。

800系の内装は「和」モダンな世界で、従来の新幹線の座席とは一線を画すデザインです。新幹線を単なる移動手段ではなく、800系は新幹線で移動することが楽しくなるようにデザインされており、世界でも指折りの素晴らしい内装です。

今回利用した座席は6号車の14Aです。6号車の座席は瑠璃色で、濃い青色のデザインです。西陣織の生地のクオリティが高すぎて、デザインが素晴らしい座席です。従来の新幹線のシンプルな座席とは比べても素晴らしいです。

座席をリクライニングしてみました。

800系、「つばめ」の座席には背面テーブルがないので、各座席には800系のロゴ付きの小型テーブルが収納されています。

新幹線に木製のブラインドなんて、お洒落すぎます。

800系、「つばめ」のデッキスペースはシックな空間
「つばめ」のデッキスペースは柿渋色で、新幹線としては珍しい暗めの色を選択しています。客室が明るい内装なので、暗めのデッキから客室に入るときの演出が素晴らしいです。また、デッキにはパスターが飾られており、移動を楽しむための新幹線であると感じます。



5号車のデッキには男女兼用の多目的トイレと男性用のトイレがあります。トイレは白色の空間で、とても清潔です。また、サクラ材の手すりが優しい雰囲気を演出しています。




洗面台もあります。

水戸岡ワールドにどっぷりな800系の旅
つばめ317号は9:41に博多駅を出発します。

博多駅を出発してしばらくすると左手に博多総合車両所が見えてきます。

博多駅を出発して10分程で新鳥栖駅に停車します。トンネルを出ると雪が吹雪いていました。


新鳥栖駅を出発して4分後の9時58分に久留米駅に停車します。アサヒシューズの工場が見えてきたら、久留米に到着です。


その後、筑後船小屋、新大牟田、新玉名に停車し、10:29に終点の熊本駅に到着しました。博多駅から熊本駅まで48分の新幹線の旅でしたが、熊本まであっという間で、新幹線の速さにびっくりです。


まとめ
JR九州の新幹線、つばめ317号の指定席を博多駅から熊本駅まで利用しました。博多駅から熊本駅までは速達タイプの「みずほ」や「さくら」のほうが人気ですが、水戸岡デザインの集大成である「和」モダンをコンセプトにした800系の「つばめ」は素晴らしい新幹線です。九州新幹線、800系の「つばめ」は水戸岡デザインを堪能しながら上質な移動を満喫できる素敵な新幹線でした。
乗車記録
乗車日:2021年2月
乗車区間:博多駅【9:41】⇒熊本駅【10:29】
運行車両:800系
乗車座席:指定席 6号車14A
乗車券:九州ネット早得3 ¥3,060
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