九州急行バスの高速バス、「九州号」の乗車記です。昭和町を経由するスーパーノンストップ便を長崎駅前から西鉄天神高速バスターミナルまで利用しました。「九州号」はお手軽な運賃と運行本数と運行系統が多く、人気の路線です。今回は平日のお昼過ぎの便に乗車しましたが、窓側の座席が埋まるぐらいの乗車があり、「九州号」の人気の高さを改めて実感しました。
旅の始まりは長崎駅前
「九州号」はJR長崎駅の向かい側にある長崎県営バスターミナルから乗車します。JR長崎駅から歩道橋を渡り、徒歩で5分程です。バスターミナル内にはお土産屋や売店があります。
長崎県営バスターミナルは築57年の渋すぎるバスターミナルです。昭和時代にタイムスリップしたようなレトロな建物で、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。現地での建て替えも計画されているようなので、訪れるなら今のうちかもしれません。
「九州号」は第2ホームの11番乗り場から乗車します。地下道を通って、乗り場にアクセスします。
「九州号」の乗り場はリニューアルされており、とても綺麗です。
第2ホームにはトイレがあります。
九州号の気になる車両は？
今回利用した「九州号」の運行車両は2014年式のいすゞのガーラです。「九州号」のカラーリングは1981年から採用されている「黒」と「赤」の直線的なラインが印象的で力強く、長年親しまれているデザインです。今でも古さが感じられない素敵なデザインですね。
九州号の気になる座席やコンセント等の車内設備は？
今回利用した座席は9Aです。「九州号」の座席は乗車ドア側が縦9列、運転席側が縦11列の2列＋2列の4列シートで、車内後部にトイレがあります。座席のデザインはグレーとブラックのコンビでシックで高級感があります。木目調の通路との相性もバッチリですね。
シートピッチは広くて、足元もゆったりとしています。運行する車両によってはフットレストもありますが、今回乗車したガーラには完備されていませんでした。
各座席にはドリンクホルダーと袋をかけるフックがあります。
各座席にはコンセントが設置されており、フリーWi-Fiも利用できます。
長崎駅前から西鉄天神高速バスターミナルまでノンストップなバス旅
長崎駅前を14:45に出発します。「九州号」のライバルである「ユタカライナー」がバス停に停車していました。「九州号」の大人片道運賃が￥2,620で「ユタカライナー」のweb割引運賃が￥1,600。座席や車内設備はほぼ同じですが、皆さんはどちらを利用しますか？
14:52に平和公園、14:59に昭和町で乗客停車します。それぞれのバス停で乗車する方も多く、最寄りのバス停から福岡まで行ける高速バスの気軽さは「九州号」の強みのようです。
昭和町から長崎バイパスを軽快に駆け抜けて、長崎多良見ICから長崎自動車道を走ります。
大村湾の穏やかな海を眺めながら、鳥栖ジャンクションを目指します。
鳥栖ジャンクションから九州自動車道に合流します。
バスの車体改造で有名な西鉄車体技術は鳥栖ジャンクション付近にあります。
太宰府ICから福岡都市高速に入ります。「九州号」は福岡都市高速を20分程走り、天神北出口で高速道路の旅を終えます。
渡辺通りを走り、17:01に西鉄天神高速バスターミナルに到着しました。
まとめ
九州急行バスの高速バス、「九州号」を長崎駅前から西鉄天神高速バスターミナルまで利用しました。「九州号」はJR九州の特急かもめやユタカ交通の「ユタカライナー」と競合していますが、運行本数の多さとお手頃な運賃、そして充実した車内設備でしっかりと固定客を掴んでいる路線だと再確認できました。来年には長崎新幹線が開業しますが、「九州号」がどのような戦略を練っているのか、今後の発展に注目したいです。
乗車記録
乗車日：2021年2月
運行会社：九州急行バス
乗車区間：長崎駅前【14:45】⇒西鉄天神高速バスターミナル【17:01】
運行車両：2014年式 いすゞ ガーラ
乗車座席：9A【座席指定制】
乗車券：大人片道運賃 ¥2,620
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