西鉄の高速バス「桜島号」、鹿児島行きの乗車記です。「桜島号」の各停便を博多バスターミナルから終点の鹿児島本港高速船ターミナルまで利用しました。1990年に運行を開始した「桜島号」は3列シートの快適さとお手軽な料金で、人気の路線に成長しました。今回は西鉄バスが担当する4列シートで運行する便に乗車しましたので、その様子をレポートします。
旅の始まりは博多バスターミナル
今回の旅の始まりの博多バスターミナルはJR博多駅に隣接しており、駅から徒歩3分程です。博多バスターミナルは1Fが路線バス、2Fが高速バスの到着フロア、そして3Fが高速バスの出発フロアになっており、2Fにローソンとお土産屋の「博多おみやげや」、B1Fにスーパーの「レガネットキュート」や牧のうどん等のテナントがあります。
鹿児島行き「桜島号」は36番乗り場から乗車します。
桜島号の気になる車両は?
今回利用した「桜島号」の運行車両は福岡高速自動車営業所に所属する2017年式の三菱ふそうトラック・バスのエアロエースです。西鉄バスは2018年から高速バスに新デザイン「HARMONY」を採用し、イメージアップを図っています。今回利用した「桜島号」のデザインは通称「火の鳥」カラーと言われ、ピンク色を用いた優しいカラーリングです。
桜島号の気になる座席やコンセント等の車内設備は?
今回利用した座席は9Aです。「桜島号」の座席はドア側が縦9列、運転席側が縦10列の2列+2列の4列シートで、車内後部に化粧室があります。座席は明るい色のストライプ柄が入ったブラウンで、落ち着いた印象です。木目調の床との相性も抜群で、快適に寛げるデザインです。
座席をフルリクライニングさせてみます。
座席のシートピッチはゆっくりと足を伸ばせるぐらいに広いですが、フットレストはありません。
座席の間にはアームレストがあります。
座席にはシートテーブルがありますが、ドリンクホルダーがありません。
各座席にコンセントもあります。
車内後部には化粧室があります。
「桜島号」で九州縦断バスの旅
9:32に博多バスターミナルを出発した「桜島号」は住吉通りと渡辺通りを経由し、西鉄天神高速バスターミナルに停車後、福岡都市高速の天神北ランプから高速道路の旅が始まります。
博多ふ頭には韓国、プサン行きのフェリー、「ニューかめりあ」とJR九州の高速船「QUEEN BEETLE」が停泊していました。
大宰府ICから九州自動車道に合流し、一路鹿児島に向けて快適なバス旅の始まりです。
筑紫野、高速基山、久留米IC、八女ICで乗客停車し、最初の休憩地である北熊本SAを目指します。
北熊本SAで15分程休憩します。
北熊本SAでの休憩後、「桜島号」は次の休憩地であるえびのパーキングエリアを目指し、九州の長閑な田園風景や山間を縫うように走ります。
えびのパーキングエリアでも15分程休憩します。
えびのパーキングで休憩した後は、鹿児島空港を経由して、鹿児島に向けてラストスパートです。
鹿児島ICで高速道路の旅を終えた「桜島号」は鹿児島中央駅、天文館を経由して終点の鹿児島本港高速船ターミナルに14:30に到着しました。
まとめ
西鉄の高速バス、「桜島号」を博多バスターミナルから鹿児島本港高速船ターミナルまで利用しました。「桜島号」は始発から終点まで乗車すると、5時間を越える長距離路線ですが、自然豊かな九州の景色を車窓から満喫できる素敵な路線でした。唯一残念な点は長距離路線にも関わらず、座席が標準的な4列シートの運行便が多いことです。これは九州新幹線と競合する上で、快適性が向上する策が今後必要になると感じました。
乗車データ
乗車日:2021年1月
運行会社:西鉄バス
乗車区間:博多バスターミナル【9:32】⇒鹿児島本港高速船ターミナル【14:30】
運行車両:2017年式 三菱ふそうトラック・バス エアロエース
乗車座席:9A【座席指定制】
乗車券:WEB割1 ¥3,550 大人片道運賃 ¥5,000
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